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[ロンドン] スポーツは健康増進のためにさまざまなガイドラインで推奨されているが、青少年の精神的健康維持にスポーツが有効であるか否か、また有効である場合、最適な時間はどの程度かを示すエビデンスは少ない。こうした中、ローザンヌ大学(スイス・ローザンヌ)社会・予防医学研究所のArmaud Merglen氏らによるスイスの一般住民を対象とした研究から、週14時間のスポーツが青少年の精神的健康を維持するのに最適であることが示唆された。詳細はWeekly sport practice and adolescent well-being(2013;オンライン版)に発表された。
精神的健康度はWHO-5で評価
Merglen氏らは、2009年2月~10年1月にスイスのフランス語圏に居住する16~20歳の1,245人(平均年齢17.95歳、男性50.4%、平均BMI 21.4)を対象に、スポーツの実施時間と精神的健康度との関連について検討した。参加者はスポーツ施設やインターネットなどで募集した。
スポーツ実施時間は1週間当たりの実施時間により①短時間群(0~3.5時間)②中等度群(3.6~10.5時間)③長時間群(10.6~17.5時間)④最長時間群(17.5時間超)-の4群に分類した。
精神的健康状態は、WHO-Five Well-being Index(WHO-5) を用いて評価した。WHO-5は0~25点で評価する尺度で、13点未満が精神的健康度低下(poor well-being)とされる。
短時間でも精神的健康度が低下
分析の結果、WHO-5スコアが最も高かったのは長時間群で、次いで中等度群、最長時間群、短時間群が続いた。
精神的健康度低下の割合は、中等度群の9.3%に対して最長時間群では18.3%と高く、精神的健康度低下リスクが有意に高かった[オッズ比(OR)2.29、95%信頼区間(CI)1.11~4.72]。また、短時間群でも精神的健康度低下の割合は19.2%で、同リスクは有意に高かった(OR 2.33、95% CI 1.58~3.44)。一方、長時間群における精神的健康度低下の割合は4.3%で、中等度群と比べた精神的健康度低下リスクは有意に低かった(OR 0.46、95%CI 0.23~0.93)。
このように、週当たりのスポーツ実施時間と精神的健康度にはU字型の関連が認められた。また、中等度群のスポーツ実施時間の平均値は現行ガイドラインの推奨時間とほぼ同じ約7時間で、長時間群の平均値は約14時間であったことから、現行の推奨時間の2倍程度が青少年の精神的健康維持に最適なスポーツ実施時間である可能性が示唆された。
Merglen氏らは、観察研究という研究デザインや、ランダムに選択された参加者ではなかった点などの限界を認めた上で、「週当たりのスポーツ実施時間と精神的健康度の関連について示した初めての研究である」としており、今後さらなる研究の必要性を指摘している。
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